旋盤のテールストック改造
2002-10-26 28,29-
写真追加
2002-11-30 全ネジにて固定
テールストックの固定に、M12のネジとナットで固定しているのですが
このナットを回すのにレンチが必要です
でも作業中は、外れているので、探すのが度々でした。
あと、テールストックを移動する時ネジを弛めても途中で良く引っかかりました。
此も凄くストレスになっていました。
今回仕入れた物
全て、鍋屋バイテック会社です
取っ手付きのナット回し LEF12−BK
カップリング小 MDW−32C−12*14
カップリング大 MDW−40C−14*16
全てカタログ価格に消費税加算です。
送料は3000円以上の注文では無料となります。
今回の主役 LEF12−BK の構造
1− 一番左の写真、ナットをロックした位置のレバー・・・と思ってください
2− 真ん中の写真、ロックした後、レバーを任意の位置に回せる様、レバーをずらした位置
3− 右の写真、内部を覗いてみました。内部にナット側にギアーのようにギザギザがあります。
このギアー状態をずらしてフリーにしてレバーだけ回せます。
一寸仮締めしたら、レバーがフリーの位置までスライドする高さが確保できませんでした。
其処でナットを、3ミリばかし削ります。
仮止めしたらナットだけ短くなったのでビスが長くて締まり切れません
ビスも4ミリ削りました。
テールストックの下側移動ガイド
スライド部は60ミリしか有りません
それ以上に悪いのは、ガタが何ミリもあります。
此は60ミリで平行にスライドしにくいのでガタを大きくしたようです。
スライド部の間隔は50ミリ有ります
其処で此処に50ミリのフラットバーを
テールストックの上側の大きさでカットして
ネジ止めして此処に取り付けました。
先日直したタッパーも活躍
50ミリ幅のフラットバーを取り付けるために、このガイドの
凄い鋳物地肌を平坦にします。
一寸フライスのガタが心配でしたが、切削した後の肌を触ったら、今までで、最高のつるつる状態です。
ツールポストの本体の下のフラットバーが見えるでしょうか。
あと、ナットをロックした後、任意の位置にレバーを移動できるので、ご機嫌に作業が出来るでしょう。
レバーは千円もしないので、色々な所に使えると思います。どうぞお試しあれ。
今まで旋盤を使っていて凄くストレスの掛かっていた部分が改善されてとても嬉しいです。
価格も安いです。・・・・SECは激安を追求します。
取り付けた板、砥削ったボルト、ナット
未だ少し引っかかる時が発生します。
改良する点・・・四隅にローラーでも付けよう
引っかからなければ凄く軽い摺動なのですが、一端引っかかるとテコでも動かない絶対なめてる構造です。
2002-10-28追加
組み立てた所、真横から見ました。
2002-10-29追加
ローラーと思っていたのですが
masamotoさんのアドバイスから
アメリカの方の改造を参考にさせて頂くことにしました
其処でガイドの下側の縁に当てはまる
60ミリ幅の物を探す
適当な鉄板がありました。
以前お客様の所の鉄くずの所からゲットした物です
感謝
今までの鋳物の厚さに相当する平ワッシャを入れます
全ネジで有ればタップを立てて固定するのですが
やむなく瞬間接着剤で仮固定
前後に
M4*35のネジをテールストック側にタップ
鉄板は馬鹿穴として、ガイドとしています。
此がないと、やはり前後に振られて引っかかります。
後ビスの溶接を残し、此にて完了。
2002-11-30
最近、瞬間接着剤で固定していたボルトが
魔法が切れて、ずるずるに回ってしまいます。
其処で先日購入した、ダイスで全ての軸にネジを切りました
購入したダイスのみではナットがきつくて入りません
以前から所有しているダイスでもう一度さらいました
ナットは無事全部に抵抗なく通りました
スプリングワッシャとナットで完全に固定
全然ガタが無くなりました
此でストレスが又解消して、更に
使いやすくなり、能率アップに繋がるでしょう