最も簡単なB&S#9−MT#3 アダプター加工
2002−11−02
今まで何をこんなに悩んでいたのか不思議だ・・・と、言うぐらいです
超・超々ーー簡単なアダプター加工方法
その事に気づいたのは、今現在仮に付いているアダプターを外して
ドリルチャックアーバーを取り付けるため、次に取り付ける時又芯ズレが・・・・
どうせなら、もう一個の失敗作を、一寸精度を出して取り付けたいと考え
旋盤の角度を出そうと、・・・・其処で閃きました、B&S#9ゲージを取り付け
旋盤のテーパースライド(トップスライド)をB&S#9ゲージに習わせれば宜しいのでは、と、早速ゲージを両センターにてセット、振れを確認しました。殆ど振れがありません、・・・・有る意味安心しました。
旋盤のテーパースライドにダイアルゲージをセットセンターの芯高にダイアルゲージの先端が来るようにします
後は根気よく旋盤のテーパースライドをひたすら前進後退を繰り返し収束させます。
其処で解ったのですが、当方の調整が悪いのか全移動域で直線的に動くのが40ミリほどしか有りません。
B&S#9は直線部分が100ミリチョイ有るので、3回に分けて旋削します。

余談・・・前回作ったアダプターは可成り偏芯していました。
やはり、ですね。
先ず主軸にMT3の固定センターを挿入
B&S#9テーパーゲージのオスをセンターに合わせます
チャックは閉めません

:ゲージがない方は、今付いているトリルチャックアーバーなどで代用可能です
B&S#9テーパーゲージの細い方は
ライブセンターをセットします。
旋盤のテーパースライド(トップスライド)をB&S#9ゲージに習わせテーパー送りの角度をゲージと平行になるようにセットします。

実際やると追い込むのに時間が掛かったと思いきや、スライドの全領域で直線度がなかったのでした。
スライドを一番手前に引いた状態では
3.5/100ミリずれていました
30ミリ位は使わ無い様に直線度が良い部分だけ使います。

此処の部分は、ハンドルが回しにくいですね。
モーター駆動にしたい位です
スライドの前側40ミリ位が特性が良いです。
此ってアリの調節を良くすると良いのかも
前40ミリの領域は、0/100ミリです
其れでは旋削に入りましょう

上から・・ドリルチャックアーバー
中・・・・・MT3−MT5ドリルスリーブ
今回の主役です
下・・・・・テーパーゲージ
ドリルチャックアーバーをMT3−MT5ドリルスリーブの中に挿入します、しっかりと
主軸の固定センターに合わせます
ライブセンターもセットします。

そして、三爪チャックを締め付けます

ドリルチャックアーバーをMT3−MT5ドリルスリーブの中に挿入する方法は、以前、masamotoさんから戴いたアイデアです・・・・・何時も適切なアドバイスに感謝です。
使えるのが40ミリですから
尺取り虫の様に、3回に分けて加工します
完成後、ドリルチャックアーバーはしっかり嵌って取れません
其処で、ドリフトキーという斜めに切った板でもってお尻の方を刺激して
抜きます。

この板は自作可能です・・・くず鉄の中に混じっていた物を一寸フライス加工した物です。
メスゲージにちょこんと刺激して入れたら
もう手では抜けません
かなりの精度です

でも加工肌が美しくないのが残念です
後、振れがどのぐらいか検証します。


早速検証してみました

メスゲージは全周でゼロです
MT3−JT6のドリルチャックアーバーを挿入してみました

先端で全周の最大値は、4/100でした

未だ地肌が荒れてるし、少しサンドペーパーを掛けたのが影響しているかも。


後はコレットを取り付けて振れがどの位有るかですね。