マイターソーのオーバーホール&
木工用のチップでステンレス切断

2002-12-03
所でマイターソーって何ですか、こんな物です
基本的に、木工用の角度を付けて切断可能な丸鋸です

此が私の元に来たのは機械工作を始めてからの事、夏前です
とある木工所にて長い事活躍した物の様で大分外観は痛んでおりました
致命的なのは、各摺動部が全然動かない事です、角度が固定状態です
大鋸屑が隙間に入り込み、雨にも濡れた様で、アルミの本体が白く粉を
そう言う事で、完全バラバラにして、鉄の錆はヤスリで磨き取り
CRCをたっぷりと、そして再組み立て、スルスルに動くようになりました

そして数ヶ月の時が流れます・・・・・・・・

寒くなったので、全天候順応作業場をブルーシートから金属製の骨組みの
外気遮断の作業場に変心させるべく、ステンレスの角パイプを
プラズマ溶断にて行い、1本目で切断が綺麗にならないので
別な方法を、思案したら、当方は、充電式の丸鋸しか所有していないので
高速カッターのような物・・・ふっと、Miter Saw が頭に浮かびました
其れって超硬の刃物が付いていたはず、物は試し、1本切断しました
高速切断機のような火花は出ず、結構簡単にスパット切れました
気をよくして、2本目セット、スイッチオン・・・・モーターが回りません



モーターバラシ、綺麗に掃除
再組み立て、スイッチオン、・・・ちょこっと動いて、やはり動きません

モーター載せ替えも頭に浮かびましたが、悔しいので、自力で修理をする事にしました。
其処でマキタのLS1500と言う物を、インターネットでサーチしましたが
もう現行品ではなく、見あたらないので、埼玉営業所にFAX
そして、近所の工具やさんを紹介して頂きました。
2本目をセットして、動かないのでガックリしている所

このステンレス角パイプは磨きステンで
近所の奥様が、凄く綺麗ね・・何て言ってくれました
でも小屋の柱になるのですが
取り外し方は、先ず取っ手の部分のビス
4本を取り外します
コードクランプのビスも取り外します
そしてモーターカバーのビス4本も取り外し
カバーを回転しながら軸をこじら無い様に取り外します

このモーターのカーボンブラシが当たる
銅の電極が凄く黒く汚れていました
ダイヤモンドのラッパーにて綺麗にしました

冷却ファンは錆び錆ですがこのままでも
何年も持つので放置します

ステーターはバランスも取ってあり好感が持てます

軸受けのベアリングにはグリースを此が重要
モーターカバー内部
コイルの奥の左右に出っ張りの所が
カーボンブラシのホルダーです

古いカーボンブラシは固着していて
スライドしませんでした

其処で、外側からマイナスドライバーにて
粉々に割りました

その後、ダイヤモンドのヤスリにて新品がスルスル動くのを確認して完了です
右側が税込み420円のカーボンブラシです
左側・・・粉々の取り外したカーボンブラシです

下の丸いのがカーボンブラシのキャップです
このマイナスの溝が浅くて左側が舐めています
カーボンブラシのキャップの溝をエンドミルにて加工しました
材質はベークライトの様です
ネジがバイスで壊れてしまうので、厚紙にて保護します

2ミリ位が宜しいようですが持っていないので
3ミリで加工しました
結構解っている様で、カーボンブラシ交換は初体験でした
取り外し方も固着している物を割って取りなさいと、工具やさんで教われた事も
経験値がアップしました
買えば可成りの金額ですが、古い刃物でも、木工用がステンを切る物に変身して
作業が大幅アップです

注意・・・・・此は、私の壊れても良いと思ってやっている事で、全てに通用しません