ita さんの ダイアモンドグリース のテスト


このデータを取るのに室温・・吸気温度・・を一定に保のにエアコンの温度を
コントロールしているとのこと。可成り気を遣って頂きました。
此処でコメントしているのは全て SEC_SUZUKI です。




このテストの為に、外部温度計を設けて頂きました。
その為のセンサーの設置改造をしてあります。
コアの裏に着する様に考慮しています。・・・此処いらは流石と思います。




まさか・・・この日の為に購入したのでしょうか。
何か皆様に無理を押しつけた様な・・・・・・
工作が緻密だ!!




センサーの線がソケットから出ていますね。
外気温度のセンサーの線でしょう、奥右側に見えますね。
奥には、ita さんオリジナル倍率可変、電圧可変のスイッチボードが見えます。
ita さんのボードは、元々テストの為に作られた様な、凛々しく見える


1回目






ita さんの使っている、通常グリースが可成りの特性を示しています。
1℃以内の差です。・・・・うぅむ・・・・・


2回目





2回目のテストも・・・通常グリースが健闘してるぞ
どう見ればいいのでしょうか、
この位の差は私たちがCPUクーラーを
取り付けるときに経験する、少し装着が悪いだとか、凄く良くなったとか
そう言う感じにも見えますね。


私の期待はメーカーは2,3℃とか言っても5℃位は差が出るのではと思っていました。
一寸残念です、このダイヤモンドの粒子はどの位細かいのでしょうか。
その粒状と含流量によっては可成り違う結果も出たかも知れません。
この新しい、又は古代から有る素材が生かし切れなかったのは悔しいです。
まだ違う方法で、私はテスト続行しています。


吸気温度が 1℃も動いていません!!・・・驚異
私には此処まで管理できません・・・完全脱帽です。




ita さんからコメント頂きました、・・・・・ここから

テストにあたって、マザーのセンサをつかって計測ソフトから温度を計ろうと考えて
いました。ところが、MSIのマザーではコア裏に密着したセンサが見当たりません、
計測ソフトで表示される温度があてにできないのでソケットの隙間からワイヤーを通
し、おなじみCompuNurseのセンサを埋め込みました。
ついでに冗談でパッケージの紙をカッターで切り抜き、表示部を埋め込んでみました。

温度上昇を防ぐため、マザーを水平に設置し、ケースを開放として使ったほか、カニ
エにつけたファンは吹き出しにしてマザーの温度上昇を少なくしています。この状態
で吸気温度は?ぼ室温と同じになりました。
室温が21度〜22度の間、変動幅が0.5度未満程度になった時点で測定を開始していま
す。

なぜそこまで室温の安定を気にしたかというと、こきざみに吸気温度が変わると、そ
れに影響されコア温度も変動しますが、少し遅れて変わることがわかったからです。
1度近く室温が変動したときの没データも添付しましたが、0.2〜0.3度程度の微妙な
差をとらえようとする場合にこれだけ変動すると、どの値を差として考えたら良いか
の判断が、難しくなることがわかります。
グラフ化したデータでも大きく吸気温度が変化した部分のデータは無効として線を引
きませんでした。

またコアの熱はCPUのピンからマザーの電源パターンにも伝わるようで、室温が安定
していても
マザーボードの温度が安定するまで、電源投入後しばらくはコア温度が上昇し続ける
ようでした。

これらをふまえ、ホットカーペットを併用しエアコンで数時間余熱した部屋に動作中
のPCを放置、さらに、眠気をさますコーヒーを使ってとったのが今回のデータです、
2回目のデータでDiamondグリスのみの場合の温度が少々高いのは、ヒートシンクを押
すときの力加減のせいと思いますが、中間結果ですから、気にしないでください。取
り付け方はできるだけ均一に、慎重にしたつもりだったのですが....。
総合的な精度を考えると、測定誤差は、なんとか0.5度程度に収めたいという気持ち
でがんばりました。 

・・・・・・・此処まで、お忙しい中何時も有り難う御座います。